幸福な転職
5月30日
今日はR社の模擬面接の日。業界最大手の名に相応しく
高層フロアにオフィスを構えられている。
受付をすませ、しばらくすると担当のNさんが来られた。
簡単な挨拶をすませ、練習にはいる。部屋に入り、自己紹介という形から
「自分の準備のしていなささ」が露呈する。いつもの能天気な所は
本当に反省しなければならない。
そしてNさんの最初の質問があった
「あなたはプロフェッショナルを通じてなにを実現したいですか?」
本当に恥ずかしい話、そこからは動揺して何も伝えることはできなかった。
模擬面接をすませ、フィードバックへ
・笑顔を絶やさない
・面接の場は言葉にされたものが全て
・とにかく、分かりやすくシンプルな答えを
・志望動機で感動させる
というアドバイス。全体的に答えが長く、複雑なものでイメージできにくいという印象を与えてしまっていたようだ。
それから「仕事への考え方」を教授いただく。
はじめのプロフェッショナルについての質問はその人の「仕事への考え方」
を伺ったものという。「例えば、、」とNさん
「城をつくる大工さん2人にきく、今なにされているんですか?」と
「一人はレンガを積んでいるのです、と答える。もう一人は人々が圧倒するような素晴らしい城を造ろうとしています、と答える。どちらがいい仕事をするでしょうね」と。
この手の話は実際よく聞くエピソードだったが、この時初めてその言葉の意味を実感した。
つぎに仕事で上手くいく人の特徴はこれらを持っている人だとNさん
信頼性(コミュニケーション力のある人)
専門性がある人
マネージメントができる人(セルフマネジメントや器用さ)
ただこれだけでは仕事が続かない人がいるという。
真っ当な仕事は基本「辛いもの」であるからだ。
そこで必要なのが城のエピソードにもあったもの「実現したいこと」である
Nさんは「夢」と呼んだ。この世には二つの仕事がある。
・つらいけど、楽しい仕事
・つらいし、楽しくない仕事
これらを左右するのが夢である。この夢が三つの要素の中にあることが
仕事ができる人なのだ。(三つの外にある場合、それは独りよがりである)
良い仕事をする→お客さまが満足する→会社の利益になる→会社での評価があがる→夢を実現させるというのが理想形。ただ、何かしらの理由がありそれらが達成できない人が世の中にはいる。この好循環なサイクルを達成させるために人は転職するという。
自分にとって仕事をすることの理解を深めなければならないと強い観念を受けた。
そして最後に印象が強かったのがNさんの笑顔であり「この仕事は楽しいよ」という言葉である。50は過ぎていると思われる方が第一線で顧客と向き合い、自分という商品で価値を生み続け、活躍している。この日教えて頂いたこと全てがNさんから体現されていたことであった。
コミュニケーションとは何か?
先日、会社を退職致しました。
何も相変わらずの段取りのなさ何も準備をせず
辞めてしまったので、ただいま人生の方向性を考えるのに時間を費やす始末です。
そんな中、「人生を生き抜くために必要なコミュニケーション力」の中の
フライシュマン・ヒラードジャパン代表、田中慎一さんの話に
非常に感銘をうけました。
<要約>
コミュニケーション力とは単なる技術的なものでなく
その人のもつ内側からの凄さ、オーラ。人が生き抜くための力である。
人の生き方は、その人の立ち位置で決まる。
立ち位置をどう作るかで生かされたり、殺されたりする。
立ち位置は周囲の人間がその人がいかに役立つかで決める。
コミュニケーションとは、その立ち位置をつくる力学で、生き様を貫いていく力。
その力を持つためには自分のストーリー、生き様ストーリーを真剣にもてるか
今までの人生、今何をしているか、これから何をするかをしっかり語れるほどの
クリアなストーリーと、仕事と私生活関係なく自分のストーリーを真剣に演じているか
それがすごさとなり周りに伝播し、立ち位置を決め、人を動かす
それがコミュニケーション、生き抜く力。
簡単にまとめましたが以上です。
田中さんの力の入った話しにはまさに上記の内容を体現されています。
コミュニケーション力のある男、生き様をつくれる男になりたいですね。
少子高齢化についての簡単なまとめ
昨今クロネコヤマトを筆頭にあらゆる企業において
人手不足の問題が散見されます。人手不足の主な理由が
少子高齢化が日本で叫ばれて随分経ちますが、2005年を境に
合計特殊出生率(女性が一生で産む子供の平均数)が1.26から2013年で1.48まで
回復しています。悪化は防がれましたが解決には至っていないというのが
現状のようです。(人口維持には人口減合計特殊出生率2.07は必要。
これを人口置換水準と言います)
少子化の原因は日本人が子供を産まなくなったということですが
ではなぜ日本人は子供を産まなくなったのでしょうか。
なぜを考える時は、比較するのが最も効果的な手段ですね。
引用:www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2014/26webhonpen/html/b1_s1-1-5.html(内閣府HP)
上をみると先進国の中で合計特殊出生率が比較的増加しているのが
フランスです。なぜフランスが良くて日本がだめなのでしょうか。そこには
- 社会的要因
- 経済的要因
の2つがあると考えられます。以下ぬっとりと説明に入ります。
1.経済的要因
出生うんぬんの前に、そもそも日本人は未婚化、晩婚化が進んでいます。
なぜでしょうか。理由をネット検索すると「仕事重視のライフスタイル」や「女性の社会進出による価値観の多様化」とかが見られますが、まぁそうですよね。
ただでさえ仕事で忙しいのだから以前より結婚や出産に目を向けられなくなったということです。しかしでここでクエスチョンなのが「女性の社会進出」という点です。
僕のようなものでも、「日本は女性の社会に対する影響力が弱い」ということは
新聞雑誌テレビでよく見るのですから....
上記のサイトでも女性の社会進出度ランクでフランスが15位に対して
日本は101位!!日本女性がただ甘えている!?ということでもなく
ここに日本とフランスの社会制度の違いが表れています。
- 仕事と家庭
フランスは「仕事」と「家庭」が両立しやすい国なのです。
上のサイト様によりますと、まずもって
「残業が非常に少ない(就業時間が守られている)」ということです。
これによって仕事が終わってからお母さん、お父さん二人そろって子育てに
従事できるということですね。
また育児休暇も3年間(日本は1年間)ということです。
その他様々な社会制度が子育てを支援しているようですね。
2.経済的要因
家族関係社会支出(各国対GDP比) - 少子化対策 - 内閣府
子育て支援に関する支出を「家族関係社会支出」と呼ぶそうです。
こうみると日本はフランスの半分以下の財政支出だということがわかります。
フランスの教育費用の負担、補助金制度、保育園などの整備が
出生数を押し上げる要因になっているのは明らかに思えます。
簡単にまとめましたが思いのほか、簡単です。
詳しくは引用先様へどうぞ(笑)
上手なチャレンジについて
失敗を恐れるな、チャレンジ、トライ&エラー
何かと新しいことに挑戦することが求められる世の中です。
そんな中「自分って意外にチャレンジ精神旺盛じゃないか?」
と思う人はいませんか?かくいう僕もそうだと思います。
新しいことを目の前にすると「なんだか面白そう!」と手をだしてしまいます。
しかし、やってみると「なんだか思っていたもの(成果・過程)と違う」と感じ
気乗りしていない自分に気がつくき、辞めてしまうという事が幾度かありました。
原因は何故か?「直感」です。
「直感型の人に求められる枠組み思考」
直感で選んだ選択はなにかとリスキー
そのような選択をしてしまう人は枠組み思考を持とう!というエピソードです。
例えば「自炊をすること」を例にあげます。
僕は何かの節に「これから毎日自炊を頑張ろう」と決心し
食材や調味料を買い込むが面倒くさくなり全て腐らせるということがありました。
まず必要なのは「自炊のもつメリット・デメリット」です
- 栄養をとるため(健康)
- 節約するため(経済)
- 美味しいものを食べるため(快楽)
- 自律心を養う(啓発)
- 時間がかかる(時間)
- 疲れる
というものが挙げられます。
これらの効果を自分のプライオリティーに合わせて最も効果的な
選択を取るべきということです。(プライオリティーについては後日エントリーします)
僕の場合は食事は「自身の健康のため最低限とるもの」です。
時間をかけずに栄養をとっていきたい、なるべく安価で。というスタンス
このような場合だと食材を買い込みレシピを見ながら美味しいものを
作って食べる僕より「米だけ炊いてあとはコンビニお惣菜」が適していたようです。
枠組み思考にはプライオリティ、スタンスの設定が必要です
常日頃多角的な視点から自分を見つめなければなりませんね。
引用:QT PROモーニングビジネススクール『直感型に求められる枠組み思考』
感想:『編集者という病い』見城徹
共同体を維持していくためには、倫理や法律や政治やそういうものが
必要だろうけども、一匹の切ない共同体にそぐわない羊のために
表現はあると思っているわけです。
尾崎豊とのエピソードが色濃く語られている。
その中で印象的な言葉が上記のものであるが
まさに表現者は表現者あるが故に少しの乱暴は許されるべきと思う。
他のあらゆる争いや戦いと違って、前提条件となるのは
勝者に何ものを与えぬこと、その者にくつろぎもよろこびも
また栄光の思いもを与えず、さらに、断然たる勝利を
収めた場合も、勝者の内心にいかなる報償をも存在せしめないこと
「勝者には何もやるな」を座右の銘とする見城氏
最高の努力で最高の結果を勝ち取るような瞬間を
いつか感じてみたいものです。
感想:悩みどころと逃げどころ
なんでもない日は本を読むに限る。
元祖プロゲーマーことウメハラ氏と社会派ブロガーちきりん氏による
対話が書かれている本。
最も興味深いことは両者人柄が正反対でありながら共通する点も多いように思えたところである。
半径5メートル以内のことにしかないウメハラ氏と以外のことばかりに目がいく、ちきりん氏。お互いがお互いを「変わっている」と称するが第三者から見れば両者幾分変わりものと感じる人が大半だと思う。
そんな二人が「日本の教育制度」を展開する。
先生の指示に従うのみの授業、通信簿による評価、そんな学校的価値観への抵抗。学校では居眠りをし、10代をゲームに捧げた人とは
思えないよう的確な自論を展開するウメハラ氏に脱帽した。
氏はゲームを通じて学校で学ぶべき「思考力」「社交性」を能動的に
学習したと発言の随所で伺えるのである。
学校が全てではない。自分の進む世界で真剣に勝とうとすれば
そこには壁があり、乗り越えようとするうちに考える力や聴く、話す力が
身につくようだ。多様性が認められようとするこれからの社会にはよりそのような成長が期待されるのかもしれない。