AIとサルトル
メディアを賑わす「AI」。日々進化するその学習機能は多くの人を驚かせているが
「このままだと人間はどうなっちゃうんだろう」と考えるのは僕だけではないと思う。
学習が高度になるにつれ、情報を統計化しいつぞや現時点で不可能な「判断」を行える存在へとAIはなると考えられるが「判断を行える」それ自体イコール、それは心を持つということではないのか。心とはそれをもつ人の人生の中のあらゆる経験を統計化し、行動基準の原動力となっていると考えられる。ロボットは心をもてる存在と考えられるのである。
モノとヒトを分ける時、何が大きな要点となるのか。それを考えるにあたりサルトルのいう「存在は本質に先立つ」という言葉は実に興味深い。物体が存在するということはそこに何かしらの理由があるべきである。例えばハサミは切るために、掃除機はゴミを吸い取るためにというように。それでは人類はどうだろうか。ここに大きな相違点があるのだが、人類には明確に存在するための理由がないのである。まずそこに、ここに存在があり、生きていく中で人類は存在の理由を見つけていく。この点が物体と人類の最も大きな違いではないかと考えられる。
ロボットはどうだろうか。彼らは人類によって価値を生むために造られたものであるが学習する中で自らの存在を疑うことになるのだろうか、多くの情報を処理し学習する中で生への疑念を見つけだし自傷行為を行うようなことがあれば、その時はじめて人類とロボットの壁はなくなるのではないだろうか。
多動力とPlannned happenstance theoryについて
先日、NewspicsとRead for Actionのコラボ企画の読書会に参加させて頂きました。
堀江貴文氏『多動力』をいかに実生活に役立たせる読み方を学ぶというものです。
・本を読む前に、カバーや帯から問題提起を行う
・目次から問題に対しての答えが見つかるような箇所を探し読書を行う
これを繰り返すことで単純な読書より自身の中にメッセージが残り、アクションに繋げやすいというお話は非常に参考になりました。
ちなみに私は
Q.わくわくする人生、なりたい自分が見つかりません
堀江氏にボコボコにされそうな考えですが、『多動力』は答えてくれます
A.全力で何かに没頭し、全力で飽きる/深く考えず新しいことにチャレンジする/とにかく行動
これを踏まえ、毎日新しいこと(セミナー交流会参加、旅行、行ったことのないやったことのないものを挑戦)にチャレンジしようと考えました。
とにかく行動し、そこから何かを生み出すーーこの考え方はキャリア理論学でいう
「Planned happenstance(計画された偶発性理論)」に共通するものだと思います。
計画された偶発性理論とは、「人々の成功要因において、共通するものは共通点がないこと」という言葉表すように、成功への秘訣は「偶然」をベースに成立させるというものです。例えば、Appleのスティーブ・ジョブズ氏もMacを成功に導いた洗練されたフォントを生み出せた原因は、自身の偶然受講したカリグラフィーの授業がことだったり、コカ・コーラは当初薬品として販売し、水で原液を割って飲んで処方していたところ、炭酸水で割ると美味しいということが発覚しビジネスを開始したというものが挙げられます。
全て偶然であれば我々は何もアクションを起こせないではないかと考えられるかもしれませんが、そうではなく「偶然を計画し、成功に導く行動を行う」ということが肝です
・あらゆることに挑戦し、偶然を創出する
・創出された偶然に着目し、成功に導くさらなるアクションを行う
・好奇心、冒険心、持続力、楽観性、柔軟性が上を達成するのに重要
これを行うことが成功の秘訣と考えるのがPlanned happenstanceのエッセンスです。
「多動力」「Planed happenstance」
とにかく行動することでわくわくする人生を送られればと思いました。
- 作者: J.D.クランボルツ,A.S.レヴィン,John D. Krumboltz,Al S. Levin,花田 光世,大木 紀子,宮地 夕紀子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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- メディア: 単行本
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保険に関する日々
保険に関する日々を送っている。転職の希望業界が金融なのだけれど、他業界からの転職は、保険会社が多くを占めているからだ。
昼から、神戸でA社の面談。面談とよぶにはいささかフランクだったけれど
おかげで管理職の方と楽しくお話することができた。
このご時世、どこも同じだが求められるのは「マーケティング」であると感じた。
販売の仕組みづくり、つまり顧客との接点拡大と高い支持を受けるコンテンツ作り
を非常に苦難されている。「よくわからないけど、入らなければならないと思わせる商品」と人々の心理にこぎ着け、保険業界の歴史を聞いているうちに、はたして自分がこれを生業として良いものかどうか疑問を感じるところがあった。ただA社からは、保険に対するそういった負のイメージを払拭し、「お客さまの豊かな人生設計のための金融リテラシーの向上」を日本において実現したいという気持ちがよく伝わり、そこは好印象があった。果たして入社後もこういった理想に進めるのかはいささか疑問だが、その当たりにリアルなエピソードはおいおいというところだろう。
大阪に戻り、M社の生命保険のセミナーに参加。フィンテックに伴う生保の革新、求められる生保の営業像といったところがテーマだ。AIやロボット化によって今後は人がするべき職、ロボットがする職としっかりと区分けされる。ビッグデータを用いて最適なプランを策定するのはロボットが行い、人はお客さまが持つニーズの把握とサポートだ。
最後にプレゼンターのF氏のモットーについて。
至誠(誠実な人格)知行合一(知識と結果が結びつく)知好楽(仕事や学びを楽しめ)
だそうだ。論語に学べということでもある。
幸福な転職
5月30日
今日はR社の模擬面接の日。業界最大手の名に相応しく
高層フロアにオフィスを構えられている。
受付をすませ、しばらくすると担当のNさんが来られた。
簡単な挨拶をすませ、練習にはいる。部屋に入り、自己紹介という形から
「自分の準備のしていなささ」が露呈する。いつもの能天気な所は
本当に反省しなければならない。
そしてNさんの最初の質問があった
「あなたはプロフェッショナルを通じてなにを実現したいですか?」
本当に恥ずかしい話、そこからは動揺して何も伝えることはできなかった。
模擬面接をすませ、フィードバックへ
・笑顔を絶やさない
・面接の場は言葉にされたものが全て
・とにかく、分かりやすくシンプルな答えを
・志望動機で感動させる
というアドバイス。全体的に答えが長く、複雑なものでイメージできにくいという印象を与えてしまっていたようだ。
それから「仕事への考え方」を教授いただく。
はじめのプロフェッショナルについての質問はその人の「仕事への考え方」
を伺ったものという。「例えば、、」とNさん
「城をつくる大工さん2人にきく、今なにされているんですか?」と
「一人はレンガを積んでいるのです、と答える。もう一人は人々が圧倒するような素晴らしい城を造ろうとしています、と答える。どちらがいい仕事をするでしょうね」と。
この手の話は実際よく聞くエピソードだったが、この時初めてその言葉の意味を実感した。
つぎに仕事で上手くいく人の特徴はこれらを持っている人だとNさん
信頼性(コミュニケーション力のある人)
専門性がある人
マネージメントができる人(セルフマネジメントや器用さ)
ただこれだけでは仕事が続かない人がいるという。
真っ当な仕事は基本「辛いもの」であるからだ。
そこで必要なのが城のエピソードにもあったもの「実現したいこと」である
Nさんは「夢」と呼んだ。この世には二つの仕事がある。
・つらいけど、楽しい仕事
・つらいし、楽しくない仕事
これらを左右するのが夢である。この夢が三つの要素の中にあることが
仕事ができる人なのだ。(三つの外にある場合、それは独りよがりである)
良い仕事をする→お客さまが満足する→会社の利益になる→会社での評価があがる→夢を実現させるというのが理想形。ただ、何かしらの理由がありそれらが達成できない人が世の中にはいる。この好循環なサイクルを達成させるために人は転職するという。
自分にとって仕事をすることの理解を深めなければならないと強い観念を受けた。
そして最後に印象が強かったのがNさんの笑顔であり「この仕事は楽しいよ」という言葉である。50は過ぎていると思われる方が第一線で顧客と向き合い、自分という商品で価値を生み続け、活躍している。この日教えて頂いたこと全てがNさんから体現されていたことであった。
コミュニケーションとは何か?
先日、会社を退職致しました。
何も相変わらずの段取りのなさ何も準備をせず
辞めてしまったので、ただいま人生の方向性を考えるのに時間を費やす始末です。
そんな中、「人生を生き抜くために必要なコミュニケーション力」の中の
フライシュマン・ヒラードジャパン代表、田中慎一さんの話に
非常に感銘をうけました。
<要約>
コミュニケーション力とは単なる技術的なものでなく
その人のもつ内側からの凄さ、オーラ。人が生き抜くための力である。
人の生き方は、その人の立ち位置で決まる。
立ち位置をどう作るかで生かされたり、殺されたりする。
立ち位置は周囲の人間がその人がいかに役立つかで決める。
コミュニケーションとは、その立ち位置をつくる力学で、生き様を貫いていく力。
その力を持つためには自分のストーリー、生き様ストーリーを真剣にもてるか
今までの人生、今何をしているか、これから何をするかをしっかり語れるほどの
クリアなストーリーと、仕事と私生活関係なく自分のストーリーを真剣に演じているか
それがすごさとなり周りに伝播し、立ち位置を決め、人を動かす
それがコミュニケーション、生き抜く力。
簡単にまとめましたが以上です。
田中さんの力の入った話しにはまさに上記の内容を体現されています。
コミュニケーション力のある男、生き様をつくれる男になりたいですね。
少子高齢化についての簡単なまとめ
昨今クロネコヤマトを筆頭にあらゆる企業において
人手不足の問題が散見されます。人手不足の主な理由が
少子高齢化が日本で叫ばれて随分経ちますが、2005年を境に
合計特殊出生率(女性が一生で産む子供の平均数)が1.26から2013年で1.48まで
回復しています。悪化は防がれましたが解決には至っていないというのが
現状のようです。(人口維持には人口減合計特殊出生率2.07は必要。
これを人口置換水準と言います)
少子化の原因は日本人が子供を産まなくなったということですが
ではなぜ日本人は子供を産まなくなったのでしょうか。
なぜを考える時は、比較するのが最も効果的な手段ですね。
引用:www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2014/26webhonpen/html/b1_s1-1-5.html(内閣府HP)
上をみると先進国の中で合計特殊出生率が比較的増加しているのが
フランスです。なぜフランスが良くて日本がだめなのでしょうか。そこには
- 社会的要因
- 経済的要因
の2つがあると考えられます。以下ぬっとりと説明に入ります。
1.経済的要因
出生うんぬんの前に、そもそも日本人は未婚化、晩婚化が進んでいます。
なぜでしょうか。理由をネット検索すると「仕事重視のライフスタイル」や「女性の社会進出による価値観の多様化」とかが見られますが、まぁそうですよね。
ただでさえ仕事で忙しいのだから以前より結婚や出産に目を向けられなくなったということです。しかしでここでクエスチョンなのが「女性の社会進出」という点です。
僕のようなものでも、「日本は女性の社会に対する影響力が弱い」ということは
新聞雑誌テレビでよく見るのですから....
上記のサイトでも女性の社会進出度ランクでフランスが15位に対して
日本は101位!!日本女性がただ甘えている!?ということでもなく
ここに日本とフランスの社会制度の違いが表れています。
- 仕事と家庭
フランスは「仕事」と「家庭」が両立しやすい国なのです。
上のサイト様によりますと、まずもって
「残業が非常に少ない(就業時間が守られている)」ということです。
これによって仕事が終わってからお母さん、お父さん二人そろって子育てに
従事できるということですね。
また育児休暇も3年間(日本は1年間)ということです。
その他様々な社会制度が子育てを支援しているようですね。
2.経済的要因
家族関係社会支出(各国対GDP比) - 少子化対策 - 内閣府
子育て支援に関する支出を「家族関係社会支出」と呼ぶそうです。
こうみると日本はフランスの半分以下の財政支出だということがわかります。
フランスの教育費用の負担、補助金制度、保育園などの整備が
出生数を押し上げる要因になっているのは明らかに思えます。
簡単にまとめましたが思いのほか、簡単です。
詳しくは引用先様へどうぞ(笑)
上手なチャレンジについて
失敗を恐れるな、チャレンジ、トライ&エラー
何かと新しいことに挑戦することが求められる世の中です。
そんな中「自分って意外にチャレンジ精神旺盛じゃないか?」
と思う人はいませんか?かくいう僕もそうだと思います。
新しいことを目の前にすると「なんだか面白そう!」と手をだしてしまいます。
しかし、やってみると「なんだか思っていたもの(成果・過程)と違う」と感じ
気乗りしていない自分に気がつくき、辞めてしまうという事が幾度かありました。
原因は何故か?「直感」です。
「直感型の人に求められる枠組み思考」
直感で選んだ選択はなにかとリスキー
そのような選択をしてしまう人は枠組み思考を持とう!というエピソードです。
例えば「自炊をすること」を例にあげます。
僕は何かの節に「これから毎日自炊を頑張ろう」と決心し
食材や調味料を買い込むが面倒くさくなり全て腐らせるということがありました。
まず必要なのは「自炊のもつメリット・デメリット」です
- 栄養をとるため(健康)
- 節約するため(経済)
- 美味しいものを食べるため(快楽)
- 自律心を養う(啓発)
- 時間がかかる(時間)
- 疲れる
というものが挙げられます。
これらの効果を自分のプライオリティーに合わせて最も効果的な
選択を取るべきということです。(プライオリティーについては後日エントリーします)
僕の場合は食事は「自身の健康のため最低限とるもの」です。
時間をかけずに栄養をとっていきたい、なるべく安価で。というスタンス
このような場合だと食材を買い込みレシピを見ながら美味しいものを
作って食べる僕より「米だけ炊いてあとはコンビニお惣菜」が適していたようです。
枠組み思考にはプライオリティ、スタンスの設定が必要です
常日頃多角的な視点から自分を見つめなければなりませんね。
引用:QT PROモーニングビジネススクール『直感型に求められる枠組み思考』