少子高齢化についての簡単なまとめ
昨今クロネコヤマトを筆頭にあらゆる企業において
人手不足の問題が散見されます。人手不足の主な理由が
少子高齢化が日本で叫ばれて随分経ちますが、2005年を境に
合計特殊出生率(女性が一生で産む子供の平均数)が1.26から2013年で1.48まで
回復しています。悪化は防がれましたが解決には至っていないというのが
現状のようです。(人口維持には人口減合計特殊出生率2.07は必要。
これを人口置換水準と言います)
少子化の原因は日本人が子供を産まなくなったということですが
ではなぜ日本人は子供を産まなくなったのでしょうか。
なぜを考える時は、比較するのが最も効果的な手段ですね。
引用:www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2014/26webhonpen/html/b1_s1-1-5.html(内閣府HP)
上をみると先進国の中で合計特殊出生率が比較的増加しているのが
フランスです。なぜフランスが良くて日本がだめなのでしょうか。そこには
- 社会的要因
- 経済的要因
の2つがあると考えられます。以下ぬっとりと説明に入ります。
1.経済的要因
出生うんぬんの前に、そもそも日本人は未婚化、晩婚化が進んでいます。
なぜでしょうか。理由をネット検索すると「仕事重視のライフスタイル」や「女性の社会進出による価値観の多様化」とかが見られますが、まぁそうですよね。
ただでさえ仕事で忙しいのだから以前より結婚や出産に目を向けられなくなったということです。しかしでここでクエスチョンなのが「女性の社会進出」という点です。
僕のようなものでも、「日本は女性の社会に対する影響力が弱い」ということは
新聞雑誌テレビでよく見るのですから....
上記のサイトでも女性の社会進出度ランクでフランスが15位に対して
日本は101位!!日本女性がただ甘えている!?ということでもなく
ここに日本とフランスの社会制度の違いが表れています。
- 仕事と家庭
フランスは「仕事」と「家庭」が両立しやすい国なのです。
上のサイト様によりますと、まずもって
「残業が非常に少ない(就業時間が守られている)」ということです。
これによって仕事が終わってからお母さん、お父さん二人そろって子育てに
従事できるということですね。
また育児休暇も3年間(日本は1年間)ということです。
その他様々な社会制度が子育てを支援しているようですね。
2.経済的要因
家族関係社会支出(各国対GDP比) - 少子化対策 - 内閣府
子育て支援に関する支出を「家族関係社会支出」と呼ぶそうです。
こうみると日本はフランスの半分以下の財政支出だということがわかります。
フランスの教育費用の負担、補助金制度、保育園などの整備が
出生数を押し上げる要因になっているのは明らかに思えます。
簡単にまとめましたが思いのほか、簡単です。
詳しくは引用先様へどうぞ(笑)