感想:『編集者という病い』見城徹
共同体を維持していくためには、倫理や法律や政治やそういうものが
必要だろうけども、一匹の切ない共同体にそぐわない羊のために
表現はあると思っているわけです。
尾崎豊とのエピソードが色濃く語られている。
その中で印象的な言葉が上記のものであるが
まさに表現者は表現者あるが故に少しの乱暴は許されるべきと思う。
他のあらゆる争いや戦いと違って、前提条件となるのは
勝者に何ものを与えぬこと、その者にくつろぎもよろこびも
また栄光の思いもを与えず、さらに、断然たる勝利を
収めた場合も、勝者の内心にいかなる報償をも存在せしめないこと
「勝者には何もやるな」を座右の銘とする見城氏
最高の努力で最高の結果を勝ち取るような瞬間を
いつか感じてみたいものです。